ブログ工事中 器機は長さ一尺四、五寸許りにて、是の器機の真ン中に銕の円銅あり。其の表に繊条を刻み、長き軸棍を以て之を貫き、軸の一端に廻手あり。其他の一端に一輪あり。廻手を施転すれば其の輪も従つて動き、円胴の運転を助く。円胴の前に方二寸許りなる円板の銅嘴あり。以て発声を容るゝの用と為す。

Bulleen Basement 1

Bulleen BasementクルーのNICが遊びにきてくれたので、忘れてしまわないうちに。

メルボルン郊外、Bulleenのカンガルー牧場。その地下にBulleen Basementと呼ばれるスペースがあった。牧場地下と聞いていたので大規模スペースかと思いきや、10人から20人で楽しむ小規模/音響特化のスペース。クルー全員は把握できていないが、スペースのボスは総合格闘技の選手。上にはカンガルーといった具合である。

ここでは招待制のパーティーが月に1〜2度ほど開かれており、2度DJで出演したことがあった。当時メルボルンで重要だと思っていたトラックメイカーANALOGUE ATTICのアレックスが無心で踊っていたのが印象深い。彼が視覚を遮断して音楽に陶酔するぐらい音響が素晴らしかった。

Bulleen Basementパーティーに招待してくれていたTim Heaneyは今や哲学科の教授。前回のオーストラリアツアーで部屋を貸してくれていたTimの相方 Samは宇宙開発部門で働くテクノオタク。まさかNICもハイな職業かと聞いてみたら、弁護士になったそうだ。皆、経た。僕は変わらずレコード屋だ。

このBulleen Basementは2022年、政府に買収され幕を閉じた。最後のパーティーには立ち会えなかったが、DJは朝11時まで続き、フィナーレはpharoah sanders「harvest time」だったらしい。Tim Heaneyからリアルタイムでメールが送られていた。(2025.01.06