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高槻のスケーター高澤黎の日常を映した像を服田雄介が編集、その映像にあわせて音楽を同期。高澤黎は15歳でスケートショップを始め、奥にスタジオ、そのまた奥に寝床を持ち活動する人物。これは現在20歳で活動を続ける、まだ見ぬ高澤黎に魅了されていく力を借りて、おっさんが再びユースカルチャーと向き合い学んだ日記映画のようなもの。製作に向けて10代の頃に二台のターンテーブルとミキサーを手に入れ、徹底的に呪われ続けているだろう奈良の人間が集まりました。そして幸いにも彼らはそれぞれの「変わりゆく同じもの」を持ち寄り、若き日のぼくたちと向き合う機会を得ることになります。平等に流れていく時間の中、選び、与えられた場所をどう生き抜くのか。これはまだ見ぬ芥川と飛鳥川の分水嶺、来るべき未来のためへの製作です。