ミンヨン倍音の法則

映画好きの友達には散々薦めたり、話しているのだけど...。ソフト化がほとんどされていない数ある佐々木昭一郎氏のNHKドラマアーカイヴスの中でも、いたく感動したのは初めて見た「夢の島少女」。74年の作品だったと思う。あとは手元には「マザー」と「さすらい」がある。確か71年。まるで散文詩のような感覚で触れてしまうドラマとドキュメンタリー。幸いにも再放送したものを録画していた友達がいたので借りることが出来た。結構長く借りてるからそろそろ返さんとな。他タイトルは手元に無いのでNHKまで出向いてこまめに観に行く。この人の作品はYou Tubeに何作品かアップされていて見たが、これで見た気持ちになっていては危うい。見比べて、詩を詩集で読まないようなものだと思った。そんな佐々木昭一郎氏の劇場作品が実は公開されていたと、薦めた友達から聞かされて早速「ミンヨン倍音の法則」をDVDで貸してもらった。この友達は映画が専門なので何時でもアンテナを張り巡らせている。ほんと助かる。

なんでこんなことを書き始めたかというと、この作品は「夢の中でこそ現実に触ることができる」というフレーズが延々とシーケンスされている。人の夢の話ほどつまんない話は無いというが...夢は現実の充分な参考文献となりえる。今日は映画を一本見ようと思ったら寝てしまった。おかげで夢を見ることができた。それを忘れないがための覚書。読まれる前提で書いてないから、どうでもいいことばっかり書いているな。少しでもまえがきが必要かと。佐々木昭一郎氏のことを少し。

今日は三期生と三年ぶりのマッチョをきめる。ちょいマシが限界かな。素敵な朝だ。

2017.05.23

Great Escape Furusato

日曜日はハウスリポートのテイク2も録れず、気分が冴えないので思いきって店を閉めた。手当たり次第ヒント探し。見つかった「Great Escape Kyoto 無力なカメラ」へのトリビュート「Great Escape Furusato 無力な音楽」。Great Escape Furusatoってなんかええ響き。

余った時間で寺山修司「旅の詩集 -.人生という長旅の時刻表」をパラパラと。この本がやっぱりしっくり来てしまう。全然成長してないんだな。レコード屋の奉公を始め、家出をしてから、少しは旅を語れるようになった。ハウスも然り。

2017.05.22

10代~20代、共に活動していた人達と会いたくなることが多くなってきたな。すぐに連絡、すぐに会いに来てくれたり、すぐに会いに行く。どこにも位置付けさせなかった(してもらえなかった)狭間の世代で活動していた人達と話をしていると空振りすることはあまり無いな。変わって無い、根性ある、尊敬できるな。たまに、あっ、落ち着いてる、あっ、この人諦めちゃったのかって人もいるけど、それはそれで嬉しい。状況の変化に合わせて、そこに妥協点を見つけれたんだなと。何よりも話を聞いてると幸せそうだしな。こちらと言うと、まぁ散々なもんでね。若いうちは苦労をしろというけど、もう若く無いんですけどね。電気が止まって、ブレーカーが落ちる音で目覚めるとか、もう慣れちゃった。このやり方じゃあ、まだまだ苦労するね。これが楽しくてやってるからしょうがないんだけどな。昨日は小学校からの友に会って話たけど、全く変わって無かったな。DAWNのパーティーに引き釣り混んで、未だにNOONでVJやりながら、結局しっかり映像の仕事してるんだもんな。凄いよ。昔、僕のせいで人生が狂ったって言われたことがあって、ずっと気にしてたんだけど。楽しそうで良かった。30代も心の友のかたがたに捧げたい。あとシーソーにも乗りたい。

参考文献
乃木坂46「今、話したい誰かがいる」

2017.05.21

皇帝ペンギン

梅田からパーティーの帰り道、三日月を電線に当てながらママチャリを漕ぐ。本町でマネキンがVIBESとプリントされたタンクトップを着ている。ボディーはブルー。話せば話すほどブルーになると話したのは1970年代に暗躍したジャズマン。ブルーなソウルを腐らせてはいけないと話したのは20代の石村くん。飲み過ぎて無駄に話しすぎたのは僕。もう朝焼けは夕焼けのようでした。

昨日の合言葉は皇帝ペンギン。今日の合言葉はウエスタン。西から最大限の愛で東のリリースを果たします。

その後玄関で起床。身体は痛いし、寒毛もする。嗚呼、本当のわたしにかえっていきます。今日の営業も楽しかった。

2017.05.20

        

again

レーベルのカタログROKOTSUNA00E Eva Ryu × Kawamura Akihiko「again」。CD-RとDVD-Rの体裁1800円でのリリース。「THE END」に続く、この作品は全てを失いかけたドラマーの少年期飛行の夢が彼を見捨てなかった記録となる。名前を上げればキリが無い様々なバンドにドラムとして参加しながら、現行でダンスミュージックを作ることを選んだ彼のマシーンミュージックは昨今のLOWの概念に対する一つの回答となってしまうだろう。MPC3000をドラムセットにアサイン、自らマシーンと化して叩き出した肉感的ビートをエディット、クオンタイズしたダンスミュージックとして再構築。こうして刻まれたグルーヴはハウスミュージック、ダウンビートとしては異様な印象を与える。因みにこのアルバムから何曲かが極小数枚イタリアのレーベルからリリースされるそう。ジャケットと彼の過去作品を使用した映像集は共にジャパニーズロリポップとして活動してきたKawamura Akihikoが制作。誰よりも彼の音楽と長く付き合ってきた盟友によるサンプリング、カットアップはマシーンミュージックにユーモアを与えながら、妥協することなく挑発、更にEva Ryuを解体する。何度埋められようとも、夢の島の廃材からまた新たなEva Ryuは生産される。そしてまた埋められる。

2017.05.18

週刊少年ブザマ

とは自主制作の帝王、和歌山(今は大阪在住)のMC生活が少年期(主に小学五年生)の記憶、秘部、恥部を80頁のマガジンにして発行したモノだ。このマガジンとの出会いは生活との出会いでもあった。80頁のZINEは当事一部のみ発行。誰のためでも無く書きためていた文章をある特定の人に読んでもらうために纏めたもの。因みにそのある特定の人はこのZINEを受け取るも読んでいないとのこと。彼の存在は某レーベルからリリースされた「ベスト」なるアルバムを店で取り扱っていたので既に知っていた。会ってみると文字通りのオジサンキッズ、中学生みたいなおっさんだった。音も配置不可能なファイルアンダーオジサンキッズ。「ベスト」は異例のアングラヒットとなるが、それ以降は全くリリースせず。初対面ながら本人に売れたら嬉しいけど売れる気は無いでしょって聞いたら、無いっすねとの返答を合図に交流がスタート。彼が過去に配布していた自主制作盤をmole musicで扱うことになる。扱うタイトルはほとんど完売。残っているタイトルはキッズサイズのTシャツが付いている「あやしい」ぐらい。見事に彼のプロパガンダは成功したのかもしれない。生活のみぞ知る少年期の友達、木下たっくんなる人物の誕生日会「木下たっくんの誕生日会」の開催やジャックマスターフルサト名義で彼のバックDJとしても参加、何か物騒なことを企てるときには出来るだけ参加してもらっている。最近は彼も忙しくなり会える機会も少なくなった。昨日は寝起きに吐血して僕大丈夫なのかなって考えているときに、生活の相方から連絡が入る。急いで店に向かうと、そのマガジンを8冊納品してくれた (CD にこにこぷんがやってきた も付いている)。彼との交流、恐らく3年を経て、ある特定の人としてこのマガジンを手に入れることができた。羞恥心の叫び?誰に?とフェティシズムの極北 ?何処?が詰まったマガジンは今までの生活の自主制作物に反応してくだすった方々に是非とも手にとってもらいたいモノ。これだけ自分を曝した物を販売できる人はなかなかいない。僕はというと、やっと手に入れたマガジンを店に忘れ、部屋で色々思い返しながら携帯でこの駄文を打ち込んでいる。

2017.05.12

NSM

三期生と500円コーナーを200枚ほど作る。後はシンドウちゃんとオンラインショップの作業。今日は幻の三人編制なので捗る。久しぶりに深夜営業をせず帰宅。店で飲んだビール350mlの続き発泡酒850ml購入。家というか部屋で一人で飲むのは久しぶりのような気がする。今日書き残しておかないといけないことはIG Gultureのドラミングはやはり凄まじいということ。Natural Aspirations期から西ロンに対する回答のようなトラックをたまに聴くことができるが、最近のTHEO PARRISHは特に影響を感じずにはいられない。New Sector Movements名義の1stアルバムを久しぶりに聴いて覚書。

2017.05.10

天使の遺言じゃなくて声だった

シンドウちゃんも忙しくなってきて、僕もシンドウちゃんになかなか水曜オファーができなくて、二人で動けなくなっていたmole music。今日出会って19年経つ、音楽友達が奈良からフラっと遊びに来てくれた。いろいろ話をしていたら店手伝うよって。本気か。本気よって。本気で嬉しいです。10代~20代、この人達がいたから奈良に拘ったんだろうなと思える人の一人、絶大な信頼をおいている友。僕が奈良で活動していた時代に遊んでくれていた方なら、みんな知っているだろうあの人です。

今日は早速店の500円コーナーを強化してもらいました。自己批判を連続させていた今日この頃、突如振ってきた天使の声。忘れそうになっていた、あっ、楽しいの感覚。

2017.05.09

ごあいさつできず

結局「ごあいさつ」がアップできてない。とある作業が難航中で迷ってる。迷いたがりがひどい今日この頃。ゴールデンウィーク中にはこの作業を完徹させたい気持ちで覚書。

昨日はベルリンから里帰りされていた先輩の来店時間に合わせて、夜営業のみだった。先輩の鬼堀と繊細なトークをじっくりと楽しむ日になるのかなと思っていたら、色んな人が集まってくれて良き営業となりました。こどもの日ということで Boards of Canada 「Music Has the Right to Children」を皆で聴きながら、ああだこうだ言って営業終了。聴いていてびっくりしたのが、当時聴き込んでいた人はメロディーを全て覚えているということだった。確かに初めて聴いたときからそれぞれの郷愁に呼び掛けるような、

2017.05.06

とか途中まで書いてたら書けないことが起こってゴールデンウィークも終了。二日経ってやっと音楽が聴けるというか、聴こえてくるぐらいまで回復。四月180度巡ってオルタナティブを確認、五月更に400度ぐらい巡ったので今ココドコココ。

2017.05.08

URCカタログを聴きながらMOANYUSKYを思う

URCカタログをオンラインショップにアップするために徐々に針を落としながら、パソコンをフルスキャン。なんともシニカルな作業を継続中。URCカタログで初めて買った盤は高田渡の「汽車が田舎を通るそのとき」、それ以前にキングレコードからリリースされた「ごあいさつ」と出会って日本のフォークを聴く様になった。奈良在住/京都学生時代/NEWTONE奉公前夜、クラブやバー時々カフェでダンスミュージックのDJをしながら、ジャズ、ソウル、アシッドフォーク、サイケ、プログレッシブロック、ニュー/ノーウェーヴ等、国内国外問わずその衝撃に身を任せれる音楽は手当たり次第買って聴いてた最中、すこ~んと心に突き刺さるように詩が飛び込んできたのがURCのフォークソングだった。夜な夜な針を落としては、落とすアルバムによって夜が軽くなったり重くなったりするのが楽しかった。日本の詩や音楽を強く意識し始めたのも「日本で最初のインディーズレーベル」アングラ・レコード・クラブのお陰なのかも。これから同時代を生きていないのにまるで青春のようにこれらのレコードを紹介することを、同時代を生きた方々にお詫び申し上げないといけないから記録と記憶は面白い。因みに高田渡「ごあいさつ」を教えてくれたのは、当店でも音源を取り扱いしているMOANYUSKYだった。その日の試聴会で僕は野坂昭如「不条理の唄」を彼の家に持っていき、彼と更に意気投合した記憶がある。試聴会の後、その場にある機材や楽器でセッションしてガタガタ演奏していた。今思えば二人でライヴもできる限りした。彼と出るパーティーはできるだけDJでは無くライヴを選んだ気がする。全てのライヴを記憶しているが中でもサンスイのセカンドフロアでの八時間セッションは今も強烈に記憶に残っている(wano君がぶっ倒れるまで八時間踊ってくれた...)出会った頃の彼は寺山修司や暗黒舞踏に夢中(多分まだ好きなはず...)買うレコードは得体の知れないレコード、これは人類レコードの影響だろうか。その昔、僕が参加していたエレクトロニカのパーティーに誘っても、本を読んでいるか、ひたすらミラーボールの撮影をしている変わった人だった。そんな彼がダンスミュージックに目覚めるなんて思ってもみなかった。この人からは僕もかなりの影響を受け続けている。最近は友達と試聴会をする時間も作ることができなくなってきたので、作っていこう。書いている間にウイルス駆除も完了。明日というか今日は「ごあいさつ」をアップしてみよう。急に思い出したので覚書。

2017.05.04



ウィルス悪無限

んなこと今まで無かったのに、まさかのウィルスに感染してしまった。この一週間ほど、ひたすら勉強して削除作業。やっと金をかけずに殺れる手段が見つかりそうなので覚書。無知な僕は安全のため有料サーバーを使っているので、オンラインショップには影響が無いそう。感染経路を調べたところ特定のソフトで製作されたホームページが何かの具合(そこまで調べてる暇は無い)でこのウィルスを背負ってしまうそう。そこを踏んじゃったんだな...マヌケ。ウィルス作って稼ごうなんて...悪無限とはこのことだな。今日も眠れない、オンラインショップもあまり更新出来ない、痩せるかな。

恋極道でも見て癒されたい。居酒屋兆治かな。

2017.05.03

場所の必要性

四月は場所の必要性について考えさせられる出来事が多い月だった。ポスト消費社会、インターネットを軸として情報を消費していくスピードが益々加速していく空気を感じている。全くついていけないというか、ついていく気持ちが全く無い。もとはといえば黶のようにポツンと浮いている存在でいたいと思っていたmole musicもこの情況下で場所を持つということはカウンターの位置に配置せざるを得なくなってきた。こういうことは説明するほど効力を失うという事、ダサいということは百も承知だが、もう言っちゃったから仕方ない。なぜ場所を持って活動するのか、回答は現場にしかない。この店にはこの店の時間が流れている。できるだけ場所が見えてくるようにオンラインショップのアーカイヴ方法も徐々に変えていくことにした。人手が足りないし、あれも足りないし。ったく僕のやりたいことっていつも非現代的だわね。

2017.05.02

真面目に馬鹿できない空気

DJ SNEAKとの House Gang Party 終了後、翌日は服田雄介「破壊派抽象表現説明的展開」の最終日。池田昇太郎、服田雄介との座談会という名ばかりの情況確認会を録音して粛々と展示を終える。同時に行ったBOOMchiBOOMでのEvaRyuとアキヒコのライヴに急遽参加、こちらも録音。最近気付いたのだが江幡君はかなりの寂しがりやさんのようだ。産まれる時代を間違えたかのような人々が集まり、何かしらの行動を続けている今日この頃。この直接行動に名をつけるとしたら何になるだろう。昨日は疲れが酷くて全く動けず、久しぶりに店を閉めてしまった。訪れてくれたお客さんや友達に申し訳ない気持ちと共に覚書。にしても四月は会う人に不満を話過ぎた気がする。

「人が沈黙を守るのではない、沈黙が人を守るのだ」

五月は黙って行動に専念したい。あと真面目に馬鹿なことをすることも再開したい。ここまで馬鹿しにくい空気は危機的な情況だと思う。違うかな。

2017.05.02



ECMN





MOLE MUSICで行っている服田雄介「破壊派抽象表現説明的展開」に合わせてNOONのRHY-Sことタイチ、今はブルックリンで活動しているコウタ、NOONスタッフのムツ、DEPTHのプリンスことヤグチ、リターントリップと不定期で行ってきたパーティーでは無くイベントECMNを4月25(火) MOLE MUSIC営業終了後、深夜に開催します。
このイベントは当日お題として上映される映像に合わせて、ターンテーブル二台と映像からの音声をミキサーでコラージュ、架空のサウンドトラックを即興で作るという主旨のイベントです、、、が楽しみ方は自由。ピザ、ポップコーンとコーラで一晩過ごせる雰囲気です。ムツが音屋で店長をしていた10年ほど前に始まり(主催者側は音屋が閉まった原因の一つとして自負しております) 、ストンプに場所を移すも休止中でした。
演者は黙ってその映像の衝撃に身を委ねることなく、沈黙を埋め合わせるかのように、細かなカットやシーケンスを捕らえてコラージュを続けることで、個人史と歴史の間を往き来します。この日は音楽が形容詞としてのCONCRETE、映像が名詞としてのCONCRETE。今回の個展のテーマとの親和性を楽しんでいただければと思います。
「つまるところ映像はあらんとする現実をあらしめることに血筋をあげればいいのである」
では音楽とは...
参考文献 「映画は全てドキュメンタリーである」中平卓馬
2017.04.24

触れ合い 振れ合い

FURUSATOに続きFUREAIなるコーナーを作った。主にアイドルのレコードを扱うコーナーにしようと思う。わかんないけど。

最近は死語になりつつある、未来派ジャズ(FUTURE JAZZ)をよく聴いている。少し前にSEX TAGS UFOから再発されたKAHUUNは再発後もオリジナル盤は簡単に手に入った。リリース当時は中古盤屋で何枚でも買えたので、見つけたら必ず買って友達とトレードしたりプレゼントしたりしていた。今は当時の十倍の値をつけるらしい...ブロークンビーツも盤によってはどえらい値をつけている...これはエレクトロの解釈ができる盤が高値を付けているのだろうか...新わからない節。価値はやはり人と人の感覚の交換であってほしいと常に思っている。全てが未来派ジャズとして回収されていた当時の音楽にはまだまだわくわくさせてくれる盤が隠れている。ジャズやテクノ、ソウルやハウスなどスタイルとして確立されなかったジャンルはメディアによる便宜上のカテゴライズとして消費され、人の記憶から消えていくことが世の常。知らんけど。

レコードは記録として残る限り再生できる。モノとしてこの世に残された、残されてしまった以上、決して一過性の現象では無く、常に誰かに理解されたり、勘違いされたりすることを待っていると思いたい。それを迎えにいくのもDJや猟盤者、レコード屋の楽しみ。


2017.04.22