週刊少年ブザマ

とは自主制作の帝王、和歌山(今は大阪在住)のMC生活が少年期(主に小学五年生)の記憶、秘部、恥部を80頁のマガジンにして発行したモノだ。このマガジンとの出会いは生活との出会いでもあった。80頁のZINEは当事一部のみ発行。誰のためでも無く書きためていた文章をある特定の人に読んでもらうために纏めたもの。因みにそのある特定の人はこのZINEを受け取るも読んでいないとのこと。彼の存在は某レーベルからリリースされた「ベスト」なるアルバムを店で取り扱っていたので既に知っていた。会ってみると文字通りのオジサンキッズ、中学生みたいなおっさんだった。音も配置不可能なファイルアンダーオジサンキッズ。「ベスト」は異例のアングラヒットとなるが、それ以降は全くリリースせず。初対面ながら本人に売れたら嬉しいけど売れる気は無いでしょって聞いたら、無いっすねとの返答を合図に交流がスタート。彼が過去に配布していた自主制作盤をmole musicで扱うことになる。扱うタイトルはほとんど完売。残っているタイトルはキッズサイズのTシャツが付いている「あやしい」ぐらい。見事に彼のプロパガンダは成功したのかもしれない。生活のみぞ知る少年期の友達、木下たっくんなる人物の誕生日会「木下たっくんの誕生日会」の開催やジャックマスターフルサト名義で彼のバックDJとしても参加、何か物騒なことを企てるときには出来るだけ参加してもらっている。最近は彼も忙しくなり会える機会も少なくなった。昨日は寝起きに吐血して僕大丈夫なのかなって考えているときに、生活の相方から連絡が入る。急いで店に向かうと、そのマガジンを8冊納品してくれた (CD にこにこぷんがやってきた も付いている)。彼との交流、恐らく3年を経て、ある特定の人としてこのマガジンを手に入れることができた。羞恥心の叫び?誰に?とフェティシズムの極北 ?何処?が詰まったマガジンは今までの生活の自主制作物に反応してくだすった方々に是非とも手にとってもらいたいモノ。これだけ自分を曝した物を販売できる人はなかなかいない。僕はというと、やっと手に入れたマガジンを店に忘れ、部屋で色々思い返しながら携帯でこの駄文を打ち込んでいる。

2017.05.12